協議会の紹介
目的
学校における食育を推進する栄養教諭及び学校栄養職員の資質向上を図る。
会長あいさつ
本協議会の会員は、愛知県内の小中学校、特別支援学校、夜間定時制高等学校などに勤務する、276名の栄養教諭・学校栄養職員です。それぞれの職場において、日々、学校給食の充実と食育の推進に努めています。
児童生徒が望ましい食習慣を身に付けることは、健康な心身を育み、将来にわたって健全な食生活を実践するために欠かせません。そのため、栄養教諭には、学校の教育活動全体で食育に組織的に取り組む「マネジメント力」や、教職員及び家庭・地域とさまざまな場面で連携して食に関する指導を進める「コーディネート力」を高めていくことが求められています。
平成17年4月に施行した栄養教諭制度は、20年が経過しました。愛知県でも平成18年度に10名の栄養教諭が誕生し、現在は267名が配置されています。令和5年7月には文部科学省より、栄養教諭がその専門性を発揮し、本来の職務に集中できるように、「栄養教諭の標準的な職務の内容及びその例」が示されました。さらに、今年4月「栄養教諭等による食に関する指導等の充実について(通知)」が発出され、栄養教諭等が行う食に関する指導について整理されました。食に関する指導については、栄養教諭の校務分掌を定めた上で、他の教職員等と連携し、給食の時間や各教科等において積極的に指導に関わることが求められるなど、栄養教諭は食に関する指導における中心的な役割を担う教員として更なる活躍が期待されています。併せて、他の教諭と同様に学校の運営管理に関する事項を校務分掌として担当することも期待され、学校に勤務する教員としての職責を果たす必要があります。
子どもたちの将来にわたる心身の健康の一助となるため、栄養教諭が食に関する指導と学校給食の管理という職務を十分に果たすとともに、学校において食に関する指導の中心的な役割を担うことができるよう、更なる資質能力の向上や業務効率化に努めるよう取り組んでまいります。
昭和50年4月に「愛知県学校栄養職員研究協議会」として発足した本協議会は、今年度、設立50周年という節目の年を迎えます。これまで支えて下さったすべての皆様に感謝するとともに、関係機関の皆様には、今後とも引き続き、ご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
会長:毛利 敦子
活動目標
「食を通して育てよう 未来を担う愛知の子どもたち!」
基本方針
近年の食を取り巻く環境の変化により、子どもたちの食に関わる課題は多様化・複雑化している。偏った栄養摂取や不規則な食事などの食生活の乱れ、肥満や過度のやせ、食物アレルギー疾患など食に関する健康課題のある子どもたちは増加傾向にあり、今後の子どもたちの健全な成長に影響を及ぼすことが危惧される。
このような中、生きる力の基盤となる食を通して、次世代を担う子どもたちの望ましい食習慣の形成と生涯にわたる健康の保持増進、ならびに豊かな人間性を育むため、栄養教諭等として専門性を発揮し、学校における食育の充実と一層の推進を図ることが大切である。
そのためには、「あいち食育いきいきプラン2025〜第4次愛知県食育推進計画〜」や令和6年4月より適用された「健康日本21(第三次)」を踏まえ、学校教育活動において子どもの実態や地域の状況に沿った食育を計画的・継続的に推進するとともに、「養護教諭及び栄養教諭の資質能力の向上に関する調査研究協力者会議」(文部科学省)の議論を受けて、研究や研修等を充実させることが重要である。
子どもたちの健やかな成長のために、栄養教諭等の専門性を高め、学校における食育の中核的な役割を担う教育職員としての資質向上を図る。
活動
会員276名の中から、各地区より選出された役員・理事が以下の
4部会に分かれ、各種事業を展開しています。
<研修庶務部会>
<調査研究部会>
<研究集録部会>
<食育推進部会>
事務局
一宮市立大徳小学校
〒494-0005 愛知県一宮市西五城荒子中切26番地1
TEL (0586)28−8739
FAX (0586)61−3442